陽はまた昇る

日本ビクターＶＨＳ開発物語。

陽はまた昇る [VHS]

ナショナルの松下幸之助（劇中では相談役）さんの一声で、流れがベータ方式からＶＨＳ方式へ流れた、というのがビデオ方式決定の顛末だった、というのは結構有名な話ですよね、ね？
まあ、この手の逆転劇はよく美談としてもてはやされることが多いんですが、うがった見方をしてしまうと、これって勝者の話なんですよね。ビデオ方式でＶＨＳが勝利を収めたその裏では、ソニーのベータ方式が敗者として棄てられていったわけですし。その当時のベータの開発者の心境を考えると、気の毒な気持ちになってしまうのですよ。
そういえば少し前、ベータ対ＶＨＳの再現としてブルーレイディスク対ＨＤＤＶＤが取り沙汰されていましたが、これも果たしてどうなることやら。

まあ、エンターテイメントである映画をみて、そんなにしんみりしていてはどうしようもないか、という気もするんですけどね。