不安

流れる大河のように世間は動く。個々の事などお構いなしに。
支流へと迷い込む。穏やかな流れは心地よく安穏とそこに佇むことを選ぶ。
いつ起こるやも知れない偶発的な変化。大河に繋がる流れを断たれるだろう。
流れの止まった河はやがて涸れる。そして泳いでいたものは土の上へと曝け出される。


…干上がった地の上で死ぬまで跳ね回る魚のように消えていくのだろうか。


乾き、干からびるのは、嫌だ。