扉の外

真っ先に映画SAWを思い浮かべてしまったよ。

扉の外 (電撃文庫)

扉の外 (電撃文庫)

言ってはいけないと思いつつも言ってしまうのだけれど……
これ、互いに争わせる必要ないよね?ってのが読み終えた後の最初の感想。
(まあ、その辺はストーリーのタネという事で言ったら身もふたもない、となってしまうけれど)


しかしながら、読中において、先の見えない道に足を踏み進める時の緊張・孤独・不安を読者に伝える文章は秀逸。
密室。クローズドなサスペンス。正に一寸先は闇。ドキドキしました。
ラスト、少しながら投げっぱなしジャーマンなところが、泣き所といえばそうか。(ああいう終わり方しか無かったのかも、とも思うが)
あとひとつ、あとがきはひねればいいってものではないでしょーw
(それも電撃文庫ではあるがw)